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3・11から歩き出す未来


2012年3月11日、日曜日。


震災から一年、
福島第一原発の事故から一年のこの日、
僕らは「3・11さよなら原発!かごしまパレード」を開催しました。


集合は鹿児島中央駅の東口広場、アミュプラザの真っ正面!



もしかしたら、
鹿児島でいまいちばんにぎわっているのはここかもしれない。
そんな場所で初めて行われた、反原発集会とパレードでした。



10時からは13時までは、「太陽の広場」。

震災支援のチャリティーマーケットでは
自然食レストラン「作楽」のマクロビカレーや美山「ほっとかん」の釜飯など安心でおいしい屋台が並びます。
有機農家若手チーム「若えもんの会」は、
「ベジチャリティー」と称し、規格外、だけどおいしい!!
有機野菜を販売してくれました。






a0311.jpg
NO NUKESステージ、トップバッターはバケツハウス!!





b311.jpg
アート魂全開の、脱原発のぼり展! 写真は「愛☆まどんな」の作品!!





ステージでは「バケツハウス」「武者ドレッド」「BLOODY」「赤星秀一バンド」の4組が出演。
いずれもライブハウスや祭りの現場で鍛えられた実力派。
鹿児島の音楽ファンにとってはたまらない舞台だったかもしれません。

トリを飾る赤星さんは、海、森、自然、いのちを守ること。平和。
そしてNONUKESのメッセージを30年以上歌い続けてきました。
表現者として、最前線でぶれることなく歩いてきたその道を、
若い鹿児島のアーティストたちが続いてくれました。
3・11以前では、かなうことのなかったこと。

複雑ですが、

僕は嬉しかった。

この道はきっと続いていく、そう思えたからです。



c311.jpg
赤星さんが歌い続けてきた道





「太陽の広場」は、
原発のことは不安だけどNOとは言えない人、
原発の問題について全く興味のない人、
原発は必要だと思う人、
みんなが来れるものにしよう、
と僕らは考えていました。

まず来てもらって、考えてもらう。

反対も賛成も、まずは知ることから。

声を聴き、声を伝え、わかりあう。

生命、再生、そして僕らが原子力からシフトしようとしている自然エネルギー。

その象徴である太陽。


連日の雨にも負けず、

姿を見せた「太陽の広場」が、

たくさんの思いを包んでくれたことを信じたいです。





「太陽の広場」の次は、「さよなら原発集会」です。

鹿児島の反原発運動を引っ張り続けてきた橋爪健郎先生や、
今回のポスターのイラストを描いてくださった大寺聡さんがスピーチをされました。

涙ながらに決意を語った高校生。

千葉から避難してきた小学生の堂々とした言葉。

有機農家・園山宗光さんの、
「親父が守ってきた土を汚す原発は許せない。必ず退場してもらう」という熱のこもった言葉。

決して専門家の話ではない、
だけど胸を打たれる言葉の連続でした。

それぞれが、それぞれの言葉で、それぞれの思いを話していました。

そして子どもたちが、2000人を目の前にして歌った、「手のひらを太陽に」。

そう、僕らはみんな生きていて、生かされていて、これからも生きてゆく。

3・11から先の未来が、少しだけ見えた気がしました。



d311.jpg
みんなで歌って踊って笑った





集会っていうと、
あんまりいいイメージはないかもしれません。特に若い人には。

実は僕もそう思っていたんですけど。

だけどこの日の集会は、
ものすごいエネルギーがあった。

そしてそれは、14時からの「NO NUKES パレード」に続いていきます。



先頭のペイントカー、
トラクター、
ヤギ君や合鴨君、
自転車発電&親子パレード、
そしてサウンドトラック、

県内の脱原発グループが結集した「さよなら原発!オールスターズ」の順でパレードは歩きます。



e311.jpg
サウンドトラックから。どこまでもつながり、歩き続ける





パレードが出発したとき、

僕はサウンドトラックの上に乗っていました。

いままでの鹿児島のパレードでは考えられないほどの人たちが後ろを歩いていました。

DJトップバッターの、
chabinさんがこの日のために選んだ日本語の曲、
ポジティブなメッセージがパレード隊を勇気づけます。

少なくとも、
サウンドトラックのあとを歩く人たちは、
みんなすげえ「いい顔」でした。
トラックと、みんなとが手をつなぎながら歩いているような感覚。
俺たちは仲間で、俺たちはひとりじゃない。

共に歩いて、

共に生きるんだ。

そんな感覚。



そして迎えた、14時46分。天文館の献血ルーム前。

鹿児島に暮らす僕らは、
東北で本当にたくさんの人たちが亡くなったその「痛み」を、
分かち合うことなんて無理かもしれない。
だけど僕らは考えることができる。
想像することができる。
ほんの少しだけかもしれないけど、
哀しみを僕らの胸の中に刻むことができる。

本当に多くの尊い生命が失われてしまった「3・11」を絶対に忘れまいと、
パレードを止め、黙祷を呼びかけました。



僕たちは立ち止まり、トラックも止まり、全ての音が止まり、目を瞑りました。

周りから聞こえる喧騒はそのままでしたが、

不思議と何も聞こえないような感覚でした。



「あの日」から一年。

全てが変わってしまった一年。

哀しみと無力感に満ちた一年。

今日で終わるわけじゃない。

なかったことになんかしない。

僕たちは何もできないかもしれない。



だけど僕たちは、この日を絶対に忘れない。



静寂の先に、僕らが踏み出す未来は、いったいどんな未来なんだろう。



僕たちは、再び歩み始めました。



chabinさんの次に出演した、
今日だけのスペシャルバンド「UNITE311」は、
幼稚園生でも歌える曲を作る!といってパレードのためにオリジナル曲を作ってくれました。


タイトルはズバリ!
「さよならげんぱつ!かごしまパレードの歌」
(しかもリズムはスカ!!)!!

歌詞も最高!
「みんながニコニコ、太陽と笑って、すてきな未来へ歩きだそう」!!

天文館を温かい笑顔で包み込んだこの歌。
作ってくれたぢゃんさん、
演奏してくださったみなさん、
本当にありがとうございました。





バンドの次は、
薩摩プルトニウム川内市からやって来た、
MC山下ラララ科学の子と、
DJ佐原貫太郎の二人!!

ぐいぐいに引っ張る山下のトーク、
数々の現場で鍛え上げられた百戦錬磨の佐原のプレイ。

パレード前半とは全く違う、
ちょっと危うい空気。

だけど目が離せない、確かな熱。

生まれ育った地元に原発がある、

30代になったばかりの男子二人の気迫みたいなものが放射される、

圧巻のステージング。


最後に山下が連呼した、
「廃炉にせよ! 廃炉にせよ! 廃炉のあとを花で埋めよう!」というメッセージが、
いまだに耳から離れません。



フィナーレは、
3・11以降、関東から家族を連れて鹿児島に避難してきたJUN君が放つ、
フライングダッチマンの、

「human ERROR」!!

震災から一年の3・11。

日本中でいちばんかけられた曲かもしれません。
ふるさとを離れ、
遠く鹿児島まで愛する奥さんとかわいい子どもを連れてきたJUN君がかける「human ERROR」は、
最後にふさわしいものでした。





f311.jpg
漕いで漕いで漕ぎ続けた、自転車発電チーム!!



そして、
僕らのサウンドトラックよりも遥か先を、
自転車発電を乗っけた軽トラにくっついて、
子どもたちはお母さんや兄ちゃんたちと手をつなぎ、
元気に歩いていました。

風船を手に、太陽のようにニコニコしながら。



g311.jpg
未来は僕らの手の中





僕らが見つけようとした未来は、子どもたちにあります。



僕らはこれから先、誰一人として放射能で傷つくことのない未来をつくる。

なにがなんでも、絶対に子どもたちを守る。未来の子どもたちも絶対に守る。



僕らが歩く道は、
子どもたちがおいしいご飯を食べて、
友だちとめちゃくちゃに遊んで、
ロックに憧れて、
恋をして、
失恋して、
はたらいて、
いつか誰かと愛し合い、
こどもを産んで、
またいのちをつないでいくことができる未来へと続く。



そんな気持ちを込めて、3・11から一年後のこの日、
僕らは「さよなら原発」を胸に歩いた。
歩く歩幅や速度やリズムはそれぞれ。
言葉や格好もそれぞれ。だけど、


未来をつくる思いだけは共通して、歩けたことを信じたい。

多くの人たちが、いっしょに歩きたい、

そう思ってもらえるパレードを、またつくりたい。



再び始まる日々。

頼りなくも、確実に繰り返される歩み。





そう、僕らはあの日から、未来へ歩き出した。







パレードに参加してくださったみなさま、
ご協力いただきましたすべてのみなさま、

本当にありがとうございました。



そして最後になりましたが、
被災されたみなさまが一日も早く平穏な暮らしを取り戻せることと、
お亡くなりになられた方がたのご冥福を、心からお祈りいたします。





text by 鮫島亮二

photo by Tender







※スタッフ一同、全力でパレードのために準備をしてきました。
だけどうまくいかなかった点や、気づかなかったところも多々あるかと思います。
今後の参考にさせていただきますので、
お気づきの点、ご意見や感想など、
鮫島 same@nanpou.com までお寄せください。


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2012.03.18 | | コメント(0) | トラックバック(1) | 未分類

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まとめ【3・11から歩き出す未】

2012年3月11日、日曜日。震災から一年、福島第一原発の事故から一年のこの日、僕らは「3・11さよなら原発

2012/10/25 05:25 | まっとめBLOG速報

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